バスが信号無視で衝突事故、運転手は酒気帯び

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酒気帯び状態で路線バスを運行し、交差点で他車と衝突する事故を起こしたとして、大分県警は2日、大野交通に勤務する55歳の運転手の男を道路交通法違反の現行犯で逮捕した。男は前夜に飲酒していた事実を認めているという。

大分県警・豊後大野署によると、道交法違反(酒気帯び運転)の現行犯で逮捕されたのは、豊後大野市内に本社のあるバス会社、大野交通に勤務する55歳の男。

この男は2日の午前7時40分ごろ、路線用の大型バスを運転し、豊後大野市三重町市場付近の県道を直進しようとした際、左側から進行してきた乗用車の後部に衝突する事故を起こした。バスには客が乗っておらず、乗用車を運転していた人にもケガは無かった。

事故はバス側の信号無視(赤信号の見落とし)が原因で発生したものとみられ、通報を受けて駆けつけた同署員がバスの運転手に事情聴取を行おうとしたところ、呼気が酒臭いことに気づいてアルコール検知を実施。その結果、呼気1リットルあたり0.35ミリグラムのアルコール分を検出したため、道交法違反の現行犯で逮捕した。

警察の取り調べに対し、この男は「前夜に退職者の送別会に参加して、午後11時ごろまで酒を飲んでいた」と供述。「アルコールは抜けていたと思った」などと話していたようだ。

大野交通ではアルコール検知は実施していないものの、運転手は乗務前に運行管理者に対して、当日の体調を申告する制度が定められている。しかし、男はこれを受けずに乗務に就いていたらしい。

警察では運行管理の実態についても調べを進める方針だ。

《石田真一》

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