【車載用Windows】HMIのみ変更で多機種同時開発

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【車載用Windows】HMIのみ変更で多機種同時開発
【車載用Windows】HMIのみ変更で多機種同時開発 全 3 枚 拡大写真

マイクロソフト『Windows Automotive 5.0』は、同社製品の中では珍しく日本主導で開発されたOSだ。そのキーマンとなるのが同社プロダクトディベロップメント・リミテッド、ITS戦略統括部の平野元幹氏だ。

【画像全3枚】

カーナビ、特に純正OEMの分野では車種ごとにナビを変えることが要求される。100万円のクルマと、1000万円のクルマが同じナビでは許されないからだ。

特に後者の顧客はクルマの価値というものを重視する傾向にあり、インテリアデザインへの調和も考慮すれば、安っぽい外観は似合わない。モニターの大型化傾向が続いており、センターコンソールに占めるモニターの割合が大きくなっているからこそ、見栄えが重要となる。

平野氏は「Windows Automotive 5.0と一緒に提供される様々なツールを使うことで、HMIのみを変更することが可能であり、多機種の同時開発に対応する」と説明。

Windows Automotive 5.0は同一のハードウェアであったとしても、HMIの表示内容や、操作を行ったときのフィーリングを容易に変えることができる。しかも、これらは機能の操作系とは完全に切り離されているため、HMIの外観のみを変えればいい。

極端な例だが、100万円のクルマと1000万円のクルマが同じハードウェアのシステムを搭載していたとしても、HMIの見栄えや操作感覚を調整することで、ユーザー側には違うシステムが搭載されているように装えるというわけだ。

また、従来のμITRONの場合、HMIが操作系や機能に結びついているため、表示される画面ごとに開発を進めていく必要があった。システム全体に占めるHMIの容量は10%程度であるにも関わらず、全体の工程数の50-60%を占めるなど、開発を進める上でのネックになっていた。

Windows Automotive 5.0を採用することで、HMIに関する工程数は確実に減らせることが出来るとともに、HMIの変更だけでローエンドからミッドレンジ、ハイエンドまで対応できるため、開発リソース自体を有効活用できるようになる。

《石田真一》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 人気のコンパクトミニバン、トヨタ『シエンタ』に次期型の情報…土曜ニュースランキング
  2. 新型マツダ『CX-5』のセンターディスプレイ専用に設計、ディーフ「保護フィルム」2製品を発売
  3. 三菱のスーパーセダン『ランエボ』ついに復活? 400ps超、PHEVの可能性
  4. HKS『ジムニーノマド』向け車高調「ハイパーマックスG+」発売、2仕様展開で“30段調整”を実現
  5. トヨタ『シエンタ』次期型は2027年登場か---新開発1.5Lエンジン搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  2. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  3. 【全文PDFプレカン】日産自動車 長期ビジョン発表会
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. 生活道路の法定速度が30km/hへ、9月1日から引き下げ---ここまで影響アリ
ランキングをもっと見る