GM(ゼネラルモーターズ)グループのサーブ・オートモービルは、新型サーブ『9-3スポーツエステート』(欧州名『スポーツコンビ』)が、販売店への車両のデリバリー前から予約が殺到し、すでに8500台以上の受注となっていると発表した。
受注が殺到しているため、同社はスウェーデンのトロールハッタン工場で操業時間を延長して増産を決定、今年の生産計画台数を従来計画の30%増となる2万台に引き上げた。
サーブ9-3スポーツエステートはサーブ初のプレミアム・ミッドサイズ・ワゴンで、スウェーデン、英国を皮切りに今後欧州域内に投入し、北米市場向けには今秋後半、日本には11月から発売する予定だ。
サーブのヤノオケ・ヤンソンマネージングディレクターは「数多くの顧客がメディアを通じて伝えられる断片的な情報を頼りに注文してきた。販売店に実車が展示され、試乗車の用意が整えばこの追い風の状況が確固としたものになると期待している」としている。