スズキとフィアットオート、フィアット・パワートレインテクノロジー社は20日、排気量2.0リットルのフィアット製ディーゼルエンジンを、スズキがライセンス生産することで基本合意したと発表した。
スズキがライセンス生産する予定のディーゼルエンジンは、欧州の排出ガス規制である「ユーロ5」と、将来の規制にも対応するエンジンで、スズキはアジアの生産拠点のいずれかで生産する。10年に生産を開始し、当初は年間10万基を生産する予定だ。同エンジンは、スズキが世界で販売する機種に搭載していく。
スズキはライセンス生産にあたり、ディーゼルエンジンの生産技術についてフィアットオートとフィアット・パワートレインテクノロジー社から技術供与を受ける。また、フィアットグループの自動車部品メーカーであるマネッティ・マレリ社製のインジェクションシステムも採用する予定だ。