島根県警は20日、運転中に携帯電話を使用したとして、32歳の男を道路交通法違反(携帯電話使用)の現行犯で逮捕した。摘発時の態度が非常に悪質と判断されたためで、携帯電話使用が要因での逮捕は島根県内初。
島根県警・松江署によると、事件が起きたのは20日の午前10時45分ごろ。同署員が松江市宍道町東来待付近の国道9号線で交通検問を実施していたところ、普通トラックを運転しながら携帯電話で通話をしている男を発見。ただちに停止するように命じた。
男は停止命令には従ったものの、携帯電話の使用を否認。職務質問の際にも氏名を明かさず、免許証の提示も拒否。その場から逃走するような言動や姿勢を見せたため、これらを悪質と判断。道交法違反での逮捕に踏み切った。
携帯電話を使用したことを理由に逮捕されるのは、島根県内においては今回が初めて。逮捕された男は取り調べに対して「仕事の相手と電話をしていた際に“電話を切れ”と言われて気分を害した。携帯電話を使っているぐらいで逮捕というのは納得できない」などと供述しているという。