自動車ローン利益が吹っ飛ぶGM、フォードの借金

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自動車ローン利益が吹っ飛ぶGM、フォードの借金
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GM、フォードの両社は共に今年が満期となる社債を大量に抱えており、合計の支払い義務額は430億ドルに上る。来月だけでも支払額は2社合わせて110億ドルになるという。

昨年GMとフォードが発行した社債は合計380億ドル。まさに自転車操業の資金繰りが行われている。しかも長期の社債は、現在のような低金利になる以前に発行されたもので、中には年利12%をうたったものもある。これらが満期になると、GMとフォードの経営状況が一気に破綻、という懸念もある。

昨年1年間の平均で、GMはクルマ1台の販売に付き539ドルの損失、フォードは576ドルの損失である。両社ともに黒字経営となっているのは自動車ローン、保険などを扱う部門だけだ。しかし両社のファイナンス部門の黒字は共に20億ドル台。負債を支払うにはほど遠い利益額である。

それでも、企業格付けとしては自動車メーカー本体よりも有利であるため、両社は共にこのファイナンス部門を切り離し、売却する計画を進めている、という。自動車ローンはコンスタントな収益が見込める分野で、購入に乗り気な銀行やローン会社は多い。このようなおいしい部分を切り捨てなければ負債が支払えない両社の苦しい事情が浮かび上がる。これだけの努力をしても、ロンドンのBNPパリバのアナリストは、「今後2年間にGMが破産する可能性は50%」と予測する。

デトロイトモーターショーで「GMは倒産などしない。我々は積極的な回復策を進めている」と語ったリック・ワゴナー会長だが、その勝算やいかに?

《Sachiko Hijikata, US editor》

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