不振のGM、アジア太平洋地域では過去最高の販売を記録

自動車 ビジネス 企業動向
不振のGM、アジア太平洋地域では過去最高の販売を記録
不振のGM、アジア太平洋地域では過去最高の販売を記録 全 1 枚 拡大写真

米国では経営破綻説も流れているGMだが、アジア太平洋地域では販売が好調だ。同地域の05年の販売台数は過去最高の106万5000台を記録し、単年ベースで初めて100万台の大台を超えた。

特に販売台数を伸ばしたのが中国、タイ、インドだ。中国におけるGM車(合弁企業の自動車も含む)の販売台数は、66万5390台で前年比35%増。マーケットシェアも04年の9.4%から05年11.2%まで伸ばした。

そして、タイでは前年比なんと96%増の3万3943台を記録。ピックアップ・トラックのシボレー『コロラド』やシボレー『オプトラ』シリーズの好調が大幅増の要因となった。またインドでは、マルチ・ユーティリティ・ビークルのシボレー『タベラ』やセダンのシボレー・オプトラの好調な販売で、同16%増の2万9936台となった。その結果、マーケットシェアはタイで4.9%、インドで2.1%と、それぞれ過去最高を記録した。

「一連の商品の導入、シボレーブランドの強化、生産および商品開発能力の拡大が、販売増加の大きな要因となった。この成長を機に、GMはアジア太平洋地域における乗用車・トラック市場で、さらに堅調な成果を目指していきたい」とGM上席副社長兼GMアジア・パシフィック社長のトロイ・クラーク氏はコメントした。

GMには米国でもアジア太平洋地域と同じように頑張ってもらいたい、というのが日本の自動車業界関係者の共通な思いだろう。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 水平対向8気筒エンジン搭載バイクは世界唯一、中国長城汽車の「SOUO」ブランドが発表
  2. 6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは
  3. トヨタ『シエンタ』対応の「車中泊キット」一般販売開始
  4. VWの小型ミニバン『キャディ』、改良新型を生産開始…5月末ドイツ発売へ
  5. BMWの新型車、ティザー…実車は5月24日発表へ
  6. MINI ハッチバック 新型の頂点「JCW」、今秋デビューへ…プロトタイプの写真を公開
  7. スズキ スーパーキャリイ 特別仕様は“For Your Work Buddy”…デザイナーの思いとは?
  8. 「トゥクトゥク通学」学生の問題意識から生まれたレンタルサービス、実証試験を開始
  9. BMWが14車種の新型車を発売へ…『X3』や『1シリーズ』に新型 2024年
  10. 【メルセデスベンツ EQA 新型試乗】“EQ感”がより増した、シリーズ最小モデル…島崎七生人
ランキングをもっと見る