フォードが現行の『エスケープ』、マーキュリー『マリナー』、マツダ『トリビュート』に代わる新しい小型SUVとして、ブラジルで製造、販売している『エコスポーツ』を採用する可能性が極めて高いことが分かった。
エコスポーツはサブコンパクトのフォード『フィエスタ』をベースとしたフロントドライブ(4WDバージョンはオプション設定)SUV。ラテンアメリカ諸国では小型SUVのベストセラーモデルとなっている。
フォードではエコスポーツのバリエーションとして、北米向けバージョンをメキシコ国内で生産する体制を整えつつある。ブラジルのエンジニアの給料は北米の3分の1程度で、それをメキシコで生産することで、経営立て直しを図るフォードにとって多大なコストの節約となる。
ただしエスケープ、マリナーはハイブリッドモデルを有するフォードのエコカーの旗印でもあり、今後エコスポーツから派生するバージョンにもハイブリッドモデルが投入されるのか、などの詳細は未定だ。さらに、長く親しまれて来たエスケープの名前を存続させるのか、などの問題もあり、今後の成り行きに注目が集まりそうだ。