横浜ゴム、ベトナムに新しいタイヤ工場を建設

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横浜ゴムは、ベトナムに新工場を建設して二輪用、ライトトラック用『バイアスタイヤ』の生産能力を2.5倍に増強すると発表した。新工場は2007年6月から操業する予定で総投資額は10億円。

同社は、1997年にカスミナ社、三菱商事の3社合弁で「ヨコハマタイヤ・ベトナム・カンパニー」を設立、1998年から二輪用、ライトトラック用バイアスタイヤを生産し、主としてベトナム国内市販用として販売してきた。しかし需要拡大に伴い、既存工場の生産能力では充分対応できなくなっていた。さらに、日本市販用市場向け産業車両用タイヤ、日本カーメーカー向けミニスペアタイヤの生産を行うためにも新タイヤ工場の建設が必要と判断した。

新タイヤ工場はホーチミン市近郊のビンジュン省に建設する。材料混合から成形、加硫までを行う一貫生産工場で、生産能力は年間3100トン。工場敷地面積は3万平方メートルが、将来の拡張を見込み6万平方メートルの土地を取得した。
 
新タイヤ工場は横浜ゴム100%出資の新会社「ヨコハマタイヤ・ベトナム・インク」によって建設するが、同社は数年後を目処に「ヨコハマタイヤ・ベトナム・カンパニー」を統合する計画だ。

《レスポンス編集部》

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