日野 ポンチョ 新型…カワイイだけじゃなくて優しい

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日野 ポンチョ 新型…カワイイだけじゃなくて優しい
日野 ポンチョ 新型…カワイイだけじゃなくて優しい 全 2 枚 拡大写真

乗客への優しさが、これまでのバスよりも格段に増しているのも新型日野『ポンチョ』の特長だ。さまざまな工夫を凝らしたデザインが行なわれている。(3−4日、エコカーワールドに展示)

【画像全2枚】

乗り込む時に気づいたのが、ドアが戸袋に引き込まれるのではなく、車体外側にスライドするタイプになっていること。「戸袋の客室への張り出しをなくすためです。出っ張りがなくなれば広さ感が演出できますし、実際に室内が広くなる。そのために、スライド機構を新たに開発しました」と長野グループ長。

戸袋による客室幅の減少は10cmに満たないかもしれないが、車椅子の取り回しなどには大きく影響すると考えられる。また停留所での乗客との接触を避けるため、開放時のドアの張り出しは75mmに抑えられ、開閉時にセンサーが接触を感知するとその場で止まるようになっている。

客室内では、鮮やかなオレンジのポールが印象的だ。これは弱視者でも認識できるようにするためで、降車ボタンが黄色で目立つのも同じ目的。実は既存のバスにも同様の装備は設定されているのだが、汚れが目立つことを嫌うバス事業者が、グレーやブラウンといった無難な色を指定することが多い。今後はこの色鮮やかな仕様を積極的に採用し、乗客の利便性向上に努めてもらいたいものだ。

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