三菱商事、次世代型ETCのサービスを福岡の百貨店に導入

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三菱商事はITS事業企画と共同で、7月から「街でも使える次世代型ETC」での駐車場自動入退場と課金決済サービスを、福岡県有数の商業エリアである博多・天神地区の百貨店、博多大丸と三越福岡店で導入する。高速道路の自動料金支払いに利用されているETCが、都市商業地区の百貨店に導入されるのは初めてである。

今回導入されるのは、DSRC(狭域無線通信)と呼ばれる次世代型ETCシステムで、自動車に搭載された車載器からITS(高度道路交通システム)専用の通信帯域5.8GHzを用いて通信し、駐車場等での自動入退場と課金決済を行うもの。ITS事業企画が車載器に独自のIDを書き込み、暗号化して高いセキュリティーを確保したうえで通信するのが特徴だ。もちろん、高速道路でも利用できる。

三菱商事とITS事業企画は、03年から首都圏を中心に次世代型ETCを利用した駐車場等での自動入退場、課金決済、ガソリンスタンドでの給油料金自動決済サービスを商用化している。そして、この4月から九州地区において都市高速道路でETCが導入されたことを受け、九州地区でもサービスを開始することにした。

両社は今後、博多・天神地区に加えて、近隣の商業施設、公共施設にも拡大し、域内の複数施設・駐車場とも連携し、顧客の利便性をさらに向上させたいとしている。

《山田清志》

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