【三菱 コルト ラリーアート バージョンR 詳報】シャシーまわりを大幅強化

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱 コルト ラリーアート バージョンR  詳報】シャシーまわりを大幅強化
【三菱 コルト ラリーアート バージョンR 詳報】シャシーまわりを大幅強化 全 5 枚 拡大写真

三菱自動車から発売された『コルトラリーアートバージョンR』は、走行性能を高めるために、ノーマル車に対して大幅に改良を加えている。

まず、もっとも大きく違うのがボディ。バージョンRは、製造段階からボディフレームのスポット溶接箇所を約1.5倍に増やし、リヤゲートまわりにも補強部材を加えることで、ボディ剛性を従来の30%増しに強化している。

サスペンションは欧州仕様のターボモデルをベースに、日本用にチューニングを変更して直進安定性と旋回性能を向上。装着するダンパーやスプリング、ブッシュ類もバージョンR専用パーツが使われている。

三菱自動車商品開発統括・技術開発本部の高崎静一さんは「このクルマを発売するにあたり、中途半端なものでは意味がないと思い、ボディの設計段階から手を加えるという、コストのかかる作り方を行ないました」

「溶接箇所を増やすというやり方は、重量増加を抑えながらも剛性を上げるのには大変効果があります。ですが、非常に手間がかかるので、製造ラインのほうでも、これ以上は不可能というぐらいギリギリの対応をお願いしました」という。

実際に走らせてみると、その効果はてきめんに現れており、非常に心地よいフットワークを実現している。ボディ剛性が高まっているのでハンドリングにブレがなくなり、ステアリング操作に対して素直にフロントが向きを変えてくれるのだ。そしてリヤの剛性が上がったことで、リヤの接地感が高まり、追従性もよくなっている。

ノーマルでは高く感じられた重心も、バージョンRでは低く抑えられている。さすがに手間を掛けただけあり、バージョンRの走りは特別なものに仕上がっている。(つづく)

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ほんと? マツダ『CX-5』新型、価格は350万~420万円か
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. 外国人の運転免許証切り替えを厳格化、訪日観光客は申請不可に[新聞ウォッチ]
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』の腰高感・ロール感を抑えてコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 話題の特定小型原付『ウォンキー』にマットホワイト追加! 大容量バッテリーも選択可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る