スズキ苦渋の選択---軽自動車を減産して小型車を増産

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スズキは、国内工場で、輸出用小型車の生産を増強する一方で、軽自動車の生産を減産させると発表した。需給のギャップを解消する。

同社の『スイフト』、『SX4』、『グランドビターラ』(日本名『グランドエスクード』)は、欧州、北米、中南米、大洋州などで受注が好調で、大量のバックオーダーを抱えており、各国から増産の要請がある。

これらの需要に対応できるのは国内の磐田工場と湖西工場、ハンガリーのマジャールスズキだけだが、これらの工場でもフル生産が続いている。

このため、同社では今年度、輸出用小型車の国内生産を前年に比べて6万台増とする一方で、軽自動車の生産を3万台減産することにした。

2007年度は小型車の生産台数をさらに3万台増やし、軽自動車の生産をさらに3万台減らす予定だ。

軽自動車販売はダイハツとの販売競争で、もともと低い収益がさらに悪化している。このため、利益の低い軽自動車を減産して、付加価値の高い小型車の生産を優先させることで収益を確保する。ただ、国内新車市場は軽自動車販売が盛り上がっているだけに、苦渋の選択に『名よりも身をとる』決断を下した。

《レスポンス編集部》

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