【三菱 ランサーエボリューションIX MR 登場】アイバッハのコーナリング

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱 ランサーエボリューションIX MR 登場】アイバッハのコーナリング
【三菱 ランサーエボリューションIX MR 登場】アイバッハのコーナリング 全 4 枚 拡大写真
三菱自動車『ランサーエボリューションIX MR』の「GSR」(「RS」はオプション)のサスペンションには、F1やWRCなどのレースシーンで採用実績の多いドイツのメジャーブランド、アイバッハ社製のスプリングが採用されている。

MRの開発を取りまとめた、三菱自動車商品企画本部、藤井啓史さんは「このスプリングを採用するにあたり、車高はフロントで10mm、リヤで5mmほど下げました。また、スプリングレートを従来よりも高めに設定したので、ビルシュタイン製のダンパーは減衰力をソフトな方向に振っています」

「また、AYC(アクティブ・ヨー・コントロール)装着車では、サスペンションの変更に合わせて、左右の駆動力制御量を約10%高めています。これらの改良により、旋回性能を高めながらも、走行安定性や乗り心地も改善することができました」という。

実際にランエボIX MRを走らせてみると、「ランエボIX」に比べて、しなやかなフィーリングになっている。スプリングは硬くなっているのだが、ショックアブソーバーの減衰力が柔らかくなっているので、タイヤの接地感が高まり、コーナリング中の安定感が高まっているのだ。一般道なら、乗り心地もよく感じられるはずだ。

それでいながら、車高が下げられているので、コーナー進入時の動きもスポイルされていない。AYCのチューニング変更の効果もあってか、アンダーステアも出にくくなっている。ランエボIXのシャープな挙動も面白いが、サーキットを同じようなタイムで安定して走るなら、MRのしなやかな足まわりは非常に扱いやすく感じるだろう。

アイバッハ製スプリングとビルシュタイン製ショックアブソーバーの組み合わせにより実現できた、しなやかなフットワークは、ランエボIX MRの最大の魅力だ。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る