レクサス『LS460』のショックアブソーバーは減衰力特性をきめ細かく制御するAVS機能を備えたモノチューブ式。車両の振動やゆれ、姿勢変化に応じて、各輪それぞれの減衰力を刻一刻と変化させる、セミアクティブサスペンション的な機能を有している。
上下Gセンサーからの信号でボディの揺動周波数や振動周波数、車輪速センサーからの信号でバネ下共振周波数成分を検知し、不快な振動を抑制。姿勢変化についても、ブレーキ時のフロントの沈み込みを抑えるアンチダイブ、加速時のリアの沈み込みを抑えるアンチスクワットはもちろんのこと、コーナリング時のロール角とピッチ角の位相を同期させ、“人にとって心地よい挙動”を演出するなど、気持ちの良いドライブフィールを徹底的に追求している。
ちなみにこのAVS機能、アクティブステアリング統合制御VDIM、カーナビと協調制御されており、通常走行時においてコーナリングが近づいてきたときや緊急回避時などにもアクティブな姿勢制御がなされるという。