【インプレ'06】こもだきよし トヨタ『カムリ』 アメリカナイズ

試乗記 国産車
【インプレ'06】こもだきよし トヨタ『カムリ』 アメリカナイズ
【インプレ'06】こもだきよし トヨタ『カムリ』 アメリカナイズ 全 1 枚 拡大写真

日本では月に1000台くらいしか売れないが、米国では年間40万台も売れるのが、この『カムリ』だ。だからすべてが米国人好みになっているようで、ボクの感覚とは合わない。

一番気になったのはハンドルのフニャ感だ。『ブルバードシルフィ』でも説明した直進付近のニュートラル感がフニャとした感じで頼りない。シルフィのような大きな遊びはないが、手ごたえがなくタイヤのグリップがどれくらい発生しているのかがわからない。

急なハンドル操作でもリヤが滑って不安定になってしまうようなことはない。コーナーでもハンドルを切ったぶんだけ曲がってきてくれる。それでも自分が運転しているという感触からは程遠い。

このクルマはハンドリングを優先するような人、ドライビングに興味があるような人は買わないだろうから問題ないのかもしれない。しかし、そんなドライバーが運転するからこそ路面のグリップが自然に伝わってくるクルマのほうが安全に走れるのではないだろうか。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

こもだきよし| モータージャーナリスト
クルマ好きというより運転が好きなモータージャーナリスト。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、BMWドライバー・トレーニングのチーフインストラクター、JAF交通安全委員会委員、警察庁各種懇談会委員などを務める。

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】今、日本にちょうどいいBMW…中村孝仁
  4. HKS×Defiコラボ第2弾! ネオクラシック調の追加メーターセット登場…東京オートサロン2026
  5. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る