【インプレ'06】ピーターライオン VW『クロスポロ』 テンロククラス最上

試乗記 国産車
【インプレ'06】ピーターライオン VW『クロスポロ』 テンロククラス最上
【インプレ'06】ピーターライオン VW『クロスポロ』 テンロククラス最上 全 1 枚 拡大写真

確かに、いままでの1.4リッター車はやや力不足だった。やはり、高速道の合流や追い越しなどには、もう少しガッツが必要と思っていた。そこで、ついに期待の1.6リッター仕様の『クロスポロ』が登場した。

ルーフが少し高めのSUV風のルックスは、ミニバン大国の日本ではウケるだろう。ベロをちょっぴり口から出したようなシルバー色のフロントアンダーガードにはスポーティな味が漂っている。

運転席に座ってみても、オレンジ色の2トーンシートは明るくておシャレな雰囲気になっている。おもしろいことに、背の高さを感じさせるようなロールなどが上手く抑えられている。

17インチのタイヤとやや硬めのサスから生まれる快適なコーナリングは標準ポロより遥かに楽しい。ドライビングが好きな人には、105psのエンジンと6速ATは、このクラスでは最高の組み合わせだと思う。

元気に回る1.6リッターユニットと素早く変速する6速ティプトロニックはあまりにも気持ちいいので、気づかないうちにシフトする自分に驚く。

■5つ星評価
パッケージング:★★★☆☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

ピーター ライオン|モータージャーナリスト/コラムニスト
60年豪州生まれ。88年から東京を拠点に自動車評論活動を始める。現在、米・英・独・伊・豪・日本など10か国の有力誌に寄稿。(日本)COTY、(米)『カー&ドライバー』誌「10ベスト賞」、ワールドCOTY賞、国際エンジン賞、各選考委員を務めている。

《ピーター・ライオン Peter Lyon》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ハイエースの牙城を崩すか、個性的デザインの「EVバン」が日本上陸…キア『PV5』発売は2026年春
  2. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
  3. ダイハツがブランド総合で首位、『ロッキー』が小型SUV部門を制す…JDパワーの新車初期品質調査
  4. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る