【インプレ'06】伏木悦郎 トヨタ『bB』 見た目と中身のギャップ

試乗記 国産車
【インプレ'06】伏木悦郎 トヨタ『bB』 見た目と中身のギャップ
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このクルマの場合、まず好きか嫌いかをはっきりさせておく必要があるようだ。率直にいって、『bB』のデザインを受け入れるのは苦しい。

プロポーション的にはボクシーな1.5ボックスだが、サイドに逆反りのラインを入れるなどしたディテールには、固くなった頭にはできれば避けて通りたいと思わせる違和感を覚える。無理して仲よくしたくはないなあという雰囲気。

多分そこが若い世代を積極的にさせるポイントだと思うのだが、50男にこのデザインは釣り合わない。わたしが積極的に嫌いだといえば、そのぶんターゲットユーザーは活気づく。そういうものだろう。

ルックスにはかなりの抵抗感を感じたが、乗るとこれが驚くほどちゃんとしている。室内は外観から受ける印象よりもずっと広く、ボディ剛性を起点とするエンジニアリングもきわめてハイレベルなまとまりを実現している。

動力性能とハンドリングのバランスでは1.5リッターよりも1.3リッターのほうが好感が持てる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★☆☆
オススメ度:★★★☆☆

伏木悦郎| 自動車評論家
70年代にレースを志し富士スピードウェイで参戦。その間偶然知り合った自動車雑誌編集者にスカウトされる形で業界入り。78年から一貫してフリーランス。FRの魅力に傾倒し国産車によるコンパクトFRの再生が宿願。

《伏木悦郎》

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