【セパン軽24時間耐久】チームレスポンス、シェイクダウンは好感触
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クルマ全体の走行特性はなんとか見えた感じだ。特に注意してチェックしたポイントが、スポット溶接増しとロールバーで補強したボディまわり。そしてワンオフで製作したサスペンションとタイヤ。
タイヤは、現地のスコール対策もあり、ドライ路面での絶対的なグリップ性能と、かつヘビーウェット路面でも安定した性能を持続してくれるタイヤを求めた結果、いわゆるサーキット用のSタイヤではなく、『ポテンザRE-01R』を選んだ。
走り終えてみれば、全てのバランス感はかなり好感触。パーツ類の組み合わせもバッチリだった。ドライバーの誰もが、口を揃え「素直な特性で、ロングランの耐久レース向けの特性と言えるだろう」と、RESPONSE BS VS BEAT '07 SPECのポテンシャルの高さを認めた。
またエンジンは、オーバーホールついでにファインチューンしたが、慣らし運転が完全には終わっていないため、全開走行というわけにはいかなかった。それだけが残念だ。灼熱のセパンに向け、極寒の中でマシンをシェイクダウンするという、なんとも妙なシチュエーションだが一通りの不安は払拭できた。今後も船積みまでの間、テストを続けて行く。
《藤井義昌》