アメリカのマーケットリサーチ会社、TRGによると、07年モデルとしてアメリカで販売される車の『iPod』対応機器の装着率は5割に達する見込みだと言う。iPod対応ステーションは、「新車購入者が最も欲しがるオプション/アフターマーケット商品」になりつつある。
この増加率は劇的で、06年モデルでiPod対応のオーディオを装着した車は12%に過ぎなかった。しかし07年モデルでは製造の段階でiPodに対応できるシステムを組み込んだ車が6割におよび、そのうち実際にiPodをオーディオの一部として利用する顧客が5割となる見込みなのだ。
またMP3プレイヤーに対応できるオーディオを備えた車も06年モデルでは61%だったが、07年モデルでは75%となる。今後のカーオーディオの主流となることは間違いない。
TRGによると、次世代の車のエンターテイメントシステムとして最も注目度が高いのは、USB接続システムへの対応だという。
昨年アメリカで販売された車でビルトインの形でハードディスクドライブを搭載したものはゼロだったが、07年モデルでは6つのモデルがハードディスクに対応している。このハードディスクを使ってナビゲーション、音楽サービスなどを車内で受信する、というスタイルが中心となり、07年以降大きく発展する、とTRGでは予測している。