開幕戦でジャンカルロ・フィジケラ5位、ハイッキ・コバライネン10位と苦しいレース展開に終始したチャンピオンチーム、ルノー。ナンバー2争いを繰り広げるマクラーレン、BMWとの差が予想以上に大きかったとエンジニアリングディレクターのパット・シモンズが認める。
「開幕戦で一番驚いたのはマクラーレンやBMWとの差がバーレーンでの最終テスト後にわれわれが予想していた差よりもずっと大きかったこと」
「じつは開幕戦に臨むにあたり、パフォーマンスレベルが充分でないことは承知していた。フェラーリがダントツであることも。しかしながらBMWとは互角に戦えると期待していたし、マクラーレンのペースにも近づけるものと思っていた」
「だが実際は予選でも決勝でもかなり遅れを取っていた」とシモンズは開幕戦を厳しく振り返った。