ビッグ3がブッシュ大統領に直訴…バイオ燃料を政治的に安くして

エコカー 燃費
ビッグ3がブッシュ大統領に直訴…バイオ燃料を政治的に安くして
ビッグ3がブッシュ大統領に直訴…バイオ燃料を政治的に安くして 全 1 枚 拡大写真

ハイブリッドカーでは日本のメーカーに遅れをとり、巻き返しに躍起になっているビッグ3。

しかしビッグ3が考える未来のエコカーは、ハイブリッドよりもバイオ燃料。そこで、GM、フォード、ダイムラークライスラーのCEOが揃ってブッシュ大統領に直訴しているのが、フレキシブル燃料車への税金控除を含むインセンティブの実現だ。

実はビッグ3が生産する車のおよそ半数が、2012年までにバイオディーゼルまたはE85仕様となる予定。現時点でも米国内には600万台のフレキシブル燃料車が存在するが、全米に17万カ所あるガソリンスタンドのうち、E85やバイオディーゼル燃料を販売しているところは2000カ所に過ぎない。

ワシントンでブッシュ大統領との会合を持ったビッグ3首脳は、会談後の声明の中で次のように発表した。「我々はグリーンエネルギーのリーダーとなる意思を持っている。しかしそのためには政府、燃料供給会社によるサポート、インフラ整備などが必要不可欠だ」。

この24日にはインディカーレースに初のエタノール燃料車が登場し、世間はエタノール燃料に改めて注目し始めている。ハイブリッド、FCVなどのハイテクに頼らなくてもグリーンカーは実現できる、とのビッグ3の主張が今後の米国の方向性となるのか、政府の対応に注目が集まっている。

《Sachiko Hijikata, US editor》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る