エアロバイロメントが高速チャージ電池を開発

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エアロバイロメントが高速チャージ電池を開発
エアロバイロメントが高速チャージ電池を開発 全 1 枚 拡大写真

無人飛行機(UAS)の開発で有名なカリフォルニア州のエアロバイロメント社が、EV用の高速チャージバッテリーシステム、フラッシュチャージャーを開発し、近くカリフォルニア大気管理局(CARB)にデモンストレーションを行う、と発表した。

このバッテリーはリチウム・ケミストリーバッテリーパックで、35kW/時のチャージ速度を誇る新型バッテリーパック。フェニックス・モーターカーのスポーツユーティリティ・トラックでの使用を想定し、大型トラックでも1回の充電で100マイル=160kmの継続走行が可能だという。フルチャージにかかる時間は10分以下で、EV用バッテリーの革命となる製品、と同社は語っている。

エアロバイロメント社のジョー・エドワード氏は、「このバッテリーを使用することでヘビーデューティトラックにもEVの可能性が生まれ、チャージ時間や継続走行距離といったEVが抱える問題を一気に解決できる」と語り、EVが無公害、石油に頼らない新エネルギー自動車の最右翼だと強調する。

エアロバイロメントはソーラーパワーのGM『サンレイサー』、後に『EV1』の原型となったGM『インパクト』などのバッテリーシステムに協力して来た企業。ソーラーパワーのUASなどのユニークな製品も発表している。

今回のバッテリーパックも、CARBから環境推進技術として開発援助費が贈られる可能性は大で、EV普及に一層の拍車がかかりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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