【ラジアルタイヤ徹底ガイド】静粛性と確かな走り実現する高級ミニバン専用タイヤ…ブリヂストン レグノGRV

自動車 ニューモデル 新型車
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】静粛性と確かな走り実現する高級ミニバン専用タイヤ…ブリヂストン レグノGRV
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】静粛性と確かな走り実現する高級ミニバン専用タイヤ…ブリヂストン レグノGRV 全 4 枚 拡大写真

ミニバン専用タイヤにもいよいよラグジュアリータイヤの登場だ。レグノはブリヂストンの高級車用タイヤとしてお馴染みだが、そこに『GRV』と名付けられた高級ミニバンをメインターゲットに据えたタイヤがラインアップしたのだ。

レグノといえば、静かなタイヤというイメージを持っているだろう。GRVもミニバン専用とはいいながらも、従来のレグノシリーズ同様、車室内の静かさを追求して開発された。“ミニバンにサウンドエンタテイメント。”のキャッチフレーズからもわかるように、走行中のタイヤからの音を極力消すようなデザインが施されている。

運転席がある1列目やそのすぐ後ろの2列目シートまでは、何とか気にならない程度のノイズレベルにできても、3列目シートまでとなるとなかなか難しいのが現状だ。それは3列目シートはクルマの骨格上、リヤタイヤの上に座っているようなものなので、タイヤの走行音を余計に感じてしまうからだ。

音対策でわかりやすいのは、トレッドパターンのデザインである。GRVでは、ストレートグルーブから横方向に行き止まりの路地のような溝(ノイズ抑制グルーブ)を設け、接地したときにストレートグルーブを通る空気の圧力を低くして、パターンノイズを減らしているのだ。シャーというパターンノイズを減らすことによって3列目シートの快適性を大幅に高めている。

ブリヂストンの社内計測データでは、音のエネルギーが20%も減ったというから、相当の効果が期待できよう。

また、GRVは静かにするだけでなく、ミニバンの不得意な分野を解決しようとしている。それは重量が重いこと、重心が高いことに対してだ。そのこと自体は、変えることはできないが、それが原因となるふらつきが起きやすいとか、偏摩耗が起きやすいということを解決しようとしているのだ。非対称形状、非対称構造、非対称パターンなど、ミニバンで安全に走れるような対策が豊富に盛り込まれているのも、GRVがラグジュアリータイヤといわれる理由だ。

IMPRESSIONPROFILEタイヤ徹底ガイドTOP
試乗MOVIE

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 新型『ムーヴ』『ステラ』のコーナリング性能を向上、ブリッツの車高調「DAMPER ZZ-R」シリーズ
  5. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る