日産、ディーゼル新技術を発表…SULEVレベルの排出ガス実現

エコカー 燃費
日産、ディーゼル新技術を発表…SULEVレベルの排出ガス実現
日産、ディーゼル新技術を発表…SULEVレベルの排出ガス実現 全 5 枚 拡大写真

日産自動車は、高性能触媒技術を採用し、米国カリフォルニア州の排出ガス規制SULEVレベル(北米排出ガス規制のTier2 Bin2と同等レベル)を達成するクリーンディーゼル技術を発表した。

同社のクリーンディーゼルを実現する技術は、燃焼技術(MK燃焼)、高性能触媒技術(HC・NOxトラップ触媒)、高度エンジン制御技術の3つで構成する。

今回発表した日産のHC・NOxトラップ触媒技術の特長は、NOxを捕集して浄化する層にHCの吸着層を追加し、吸着したHCと微量の酸素を利用してNOx還元効率の高い水素や炭化水素を生成して高効率なNOx浄化を実現するもの。

日産は既に北米排出ガス規制のTier2 Bin5をクリアするクリーンディーゼル技術を公開しているが、このHC・NOxトラップ触媒技術によって、Tier2 Bin5に対し、HCで約90%減、NOxで約70%減の厳しいカリフォルニア州の排出ガス規制SULEVレベルの排出ガス性能を可能とした。

日産は「ニッサン・グリーンプログラム2010」で、将来の排出ガス規制をクリアするクリーンディーゼル車を2010年度から拡大投入する計画を発表しているが、今回公開したクリーンディーゼル技術は、さらにその先の「大気並みのエミッション」を目指すという究極のゴールに向けた重要な技術としている。今後さらに実用化に向けた研究開発を推進していく方針だ。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. “夏ドライブ”の快適性を上げる、便利アイテム2種5品[特選カーアクセサリー名鑑]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る