土曜日の予選をわずかな差で制したのはフェリペ・マッサ。それをルイス・ハミルトン、キミ・ライコネン、フェルナンド・アロンソというフェラーリ対マクラーレンの4強対決という図式で幕を開けたトルコGP。
ソフトタイヤを選択したフェラーリ勢はスタートを無難に決め、後続との差を広げていく。一方のマクラーレンはスタートで出遅れ、ハミルトン3位、アロンソ6位と順位を下げる。
順調に走行を続ける上位陣。しかし残り16周、ハミルトンの右フロントタイヤが突然バースト。急遽ピットインを余儀なくされる。マッサは追いすがるチームメイトを抑えきり、ミスのない走りで今季3勝目。
マッサは初優勝を達成した思い出の地トルコでは2連覇となる。フェラーリが1-2フィニッシュを達成し、マクラーレンとの差を11に詰めた。BMWをピットストップで逆転していたアロンソが3位に入り、ハミルトンは5位でフィニッシュ。この結果によりアロンソはハミルトンとの差を5ポイントに縮める。4位はザウバーのハイドフェルド。
トヨタはラルフ・シューマッハ12位、ヤルノ・トゥルーリ16位で完走。エンジン交換により最後尾スタートだったホンダ勢はジェンソン・バトンが13位、ルーベンス・バリチェロは17位でフィニッシュした。スーパーアグリはアンソニー・デビッドソンが14位と健闘。佐藤琢磨は18位でレースを終えた。スパイカーの山本左近も20位で無事に完走。レッドブルのマーク・ウェーバーを除く21台が完走した。