アウディはフランクフルトモーターショーで新型『A4』ミッドサイズサルーンを発表する。モーターショーに先駆けて写真と概要が公表された。「新型はクラスでもっともスポーティ」とメーカー関係者はいう。
新型の全長は4.7m。従来型と比べフロントオーバーハングが短くなり、ボンネットとホイールベースが延長された。ディファレンシャル、クラッチ(またはトルクコンバーター)の配置を変更することにより、フロントアクスルは従来型比で154mm前進した。そして前後重量配分が改善されたという。
エンジンはモデル導入時の欧州仕様で、1.8リットルTFSI (160PS)、3.2リットルFSI (265PS、以上ガソリン)、2.0リットルTDI(143PS)、2.7リットルTDI(190PS)、3.0リットルTDI(240PS)の5機種を設定する。
トランスミッションも6MT、ティプトロニックAT、マルチトロニックCVTと選択肢がある。駆動レイアウトは全輪駆動または常時四輪駆動「クワトロ」。サスペンションは全面新設計、軽量化のため素材にアルミニウムを多用している。
ドライバーの好みに応じてスロットル、ステアリング、サスペンションの特性を制御する「アウディ・ドライブ・セレクト」を採用した。
11月末に発売予定で、ドイツでのベース価格は2万6000ユーロ前後(約410万円)。