日本精工、高精度幅狭アンギュラ玉軸受を開発

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日本精工は、工作機械旋回軸用としてクロスローラ軸受並みの高モーメント剛性を持つ高精度幅狭アンギュラ玉軸受『ロバストスリム』を開発したと発表した。

5軸マシニングセンタや複合旋盤などの5軸加工機は、工程集約や複雑形状部品の削り出しなどのほか、最近では3次元曲面の加工面に対して、工具を連続的に適正な角度に保って加工精度の向上を図るなどの用途が広がっている。これに伴って5軸加工機は、旋回軸を旋回させながら加工を行なう同時5軸加工の加工精度向上が課題となっている。

従来、旋回軸に用いられている軸受は、クロスローラ軸受などのコンパクトで高剛性の軸受が多く使われてきたが、回転振れ精度に劣るため、高精度な加工精度を必要とする場合には不向きだった。

今回、同社は工作機械旋回軸用軸受として、高精度幅狭アンギュラ玉軸受ロバストスリムを新たに開発し、回転振れ精度0.5μm以下を実現した。

同社は新製品を工作機械市場で拡販し、5軸加工機や複合旋盤の旋回軸用軸受として、2008年4月から受注を開始し、2010年度に5億円の売上を目指す。

《レスポンス編集部》

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