三菱自動車と九州電力、i MiEV の実証試験を開始

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三菱自動車と九州電力、i MiEV の実証試験を開始
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三菱自動車は、電気自動車(EV)の『i MiEV』を九州電力の支店や営業所に配備し、業務車両として使用する実証走行試験を開始する。期間は2月 - 2009年3月まで。

三菱自動車は、軽自動車の『i』をベースに、高性能リチウムイオン電池と小型・軽量モーターを搭載したi MiEVを開発中で、2006年10月に複数の電力会社と共同研究を実施することを発表している。

九州電力との共同研究の第1段階では、2007年3月に i MiEVを1台引き渡し、先行試験を開始。この結果、同車の総走行距離はおよそ3900kmに達し、九州電力で開発した急速充電器との整合性や、業務車両としての適合性について、充分な性能であることを確認できたとしている。

今回導入される i MiEV 実証走行試験車は、従来の i MiEV(先行試験車)から走行システムの駆動効率向上(モーターの効率向上、減速時のエネルギー回生の強化、タイヤの転がり抵抗低減など)により、航続距離を160kmに拡大している。

電気自動車用に新開発した大型リチウムイオンは、電池安全性や信頼性、量産性の向上を図り、モーターとインバーターは、静粛性を向上させるとともに、構造の合理化により軽量化・小型化を達成。

走行性能面では、通常走行時のDレンジに加えて、電力消費を抑えた走行が可能なEco(Economy)レンジ、急な下り坂で強力な回生ブレーキがかけられるB(Brake)レンジを新たに設定した。

また、三菱自動車独自の植物由来樹脂技術「グリーンプラスチック」の一つである「竹繊維PBS(ポリブチレンサクシネート)内装部品」を、テールゲート部の内装の一部に採用している。

三菱自動車では、実証走行試験から得られる様々なデータを基に、i MiEVの早期実用化に向けて開発を進めていく方針だ。

《レスポンス編集部》

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