日産自動車が発表した3月の生産・販売・輸出実績によると、グローバル生産台数(国内生産+海外生産)は、前年同月比1.2%増の31万2449台となった。海外生産が低迷したものの、国内生産がカバーし、前年を上回った。
国内生産は、同27.2%増の13万9420台と大幅に増加した。輸出モデルの『ローグ』や『エクストレイル』、『デュアリス』、『ティーダ』などが貢献した。
国内販売は、同1.5%減の11万163台と微減だった。登録車の販売はデュアリスやエクストレイル、『ノート』などが順調だったものの、軽自動車の販売が落ち込んだ。
輸出は、同52.0%増の7万3825台と急増した。北米向けが同84.0%増と大幅に増加したため。
海外生産は、同13.1%減の17万3029台と大幅に落ち込んだ。サブプライムローン問題などによる米国経済が冷え込んでいる影響で、北米の新車販売が低迷しているため。主力の米国が同26.9%減となったほか、メキシコも同40.9%減と落ち込んだ。スペインも同30.1%減と不振だった。
ただ、その他地域は同33.2%増と好調だった。