14日未明、茨城県茨城町内の国道6号で、道路を強引に横断しようとしていた男性が大型トラックなど複数台のクルマにはねられて死亡する事故が起きた。警察では現場から逃走したクルマの行方を追うとともに、死亡した男性の身元特定を急いでいる。
茨城県警・水戸署によると、事故が起きたのは14日の午前2時15分ごろ。茨城町長岡付近の国道6号で、道路を強引に横断しようとしていた60歳代とみられる男性が進行してきた大型トラックにはねられた。
男性が路上に倒れこんだところ、この大型トラックの後ろからきた複数台のクルマがさらにはねた。男性は近くの病院に収容されたが、まもなく死亡。警察では最初にはねたトラックを運転していた29歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕、男性死亡後は容疑を同致死に切り換えて調べを進めている。
現場は片側2車線の直線区間。中央分離帯には植栽があり、横断は禁止されている。調べに対して男は「植栽をかき分けるようにして車道に入ってきた。避ける間もなかった」と供述。後続車が男性をはねた後、そのまま走り去る様子についても話をしているという。
警察では現場から逃走したクルマと、死亡した男性の身元特定を進めている。