【メルセデスベンツ Cクラスワゴン 解説】ふたつのパワートレイン

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【メルセデスベンツ Cクラスワゴン 解説】ふたつのパワートレイン
【メルセデスベンツ Cクラスワゴン 解説】ふたつのパワートレイン 全 7 枚 拡大写真

新型メルセデスベンツ『Cクラスステーションワゴン』には1.8リットルの直4コンプレッサー(スーパーチャージャー)を搭載する「C200」と、2.5リットルのV6エンジンを積んだ「C250」が設定されている。そして、それぞれのエンジンに「エレガンス」と「アバンギャルド」の2種類のスタイリングが用意される。

メルセデスベンツ日本商品企画部豊生浩一さんは「新型Cクラスステーションワゴンにはセダンで好評を得ている、2種類のパワートレインを用意しました。1.8リットルのコンプレッサーは低速からトルクがあり、排気量を感じさせない走りを実現していますし、2.5リットルはV6ならではの上質な走りを実現しています」とコメント。

確かにこのふたつのパワートレインはうまくバランスが取れている。1.8リットルのコンプレッサーは、低回転域から素早く過給を開始してくれるので非常に力強く、1550kgもの車重を感じさせない走りを見せてくれる。

1.8リットルコンプレッサーの最高出力は、2.5リットルのV6よりも20ps低い184psとなるが、最大トルクは1.8リットルコンプレッサーのほうが0.5kgm強力な25.5kgmを発揮してくれるので、力強さに関しては両方のエンジンで大きな違いは感じられなかった。さらに車両重量が直4のほうがV6よりも60kg軽いこともあり、ハンドリングにも軽快感がある。

2.5リットルはV6ならではの滑らかな吹け上がりと、静粛性の高さが魅力。ATもV6は7速(1.8リットルは5速AT)が組み合わされているので、スムーズなシフトフィーリングを手に入れている。C200では気になったコンプレッサーのノイズもないので、上質な乗り味を求めるならV6を選びたい。

ただし、1.8リットルコンプレッサーと2.5リットルのV6搭載車の価格差は100万円以上ある。V6にはメモリー付パワーシートやステアリングの電動調整機構などが標準装備されるが、それを差し引いても1.8リットルのほうがお買い得感はある。ワゴンの売れ筋もC200アバンギャルドになるに違いない。

《岡島裕二》

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