【洞爺湖サミット】世界初、超電導EVを公開---住友電工

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【洞爺湖サミット】世界初、超電導EVを公開---住友電工
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住友電気工業は、超電導モータで駆動する「超電導電気自動車」を試作、6月19日から北海道札幌市で開催される「北海道洞爺湖サミット記念環境総合展2008」で一般公開すると発表した。

同社は今回、高温超電導技術の新たな応用分野として考えられる電気自動車用モータへの適用検証を行うとともに、実用化に一歩近づいた高温超電導技術を産業界はじめ広く社会にアピールするため、世界初となる超電導モータで駆動する電気自動車を試作した。

超電導は、電気抵抗がほとんどないため、エネルギー損失が小さく、電流密度が高いという特徴から、省エネルギー技術として期待されている。

通常の電気自動車用モータには銅線が使用されているが、銅線は電気抵抗で発熱するため、電流値を制限しており、この結果大きなトルク(回転力)が得にくくなる。

一方、超電導線は電気抵抗がなく、大きな電流を損失無く流すことが可能で、大きなトルクを連続して得ることができるとともに、バッテリーのエネルギーを効率よく使用できるため省エネルギーに寄与する。

今回の試作車は乗用車をベースとしているが、同社では、高温超電導線の更なる性能向上を図るとともに、バス、トラック等大型車への超電導モータ応用についても検討を進めていくとしている。

《レスポンス編集部》

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