飲酒運転車への同乗で懲役2年の実刑判決

自動車 社会 社会

運転者が酒気帯び状態であることを認識しながらクルマに同乗し、検挙時に他人の名を騙って摘発逃れを目論んだとして、道路交通法違反(飲酒運転車同乗)などの罪に問われた44歳の男に対する判決公判が10日、名古屋地裁で開かれた。裁判所は懲役2年の実刑を命じている。

被告の男は今年3月16日、知人の男が酒気帯び状態であることを認識しながら、この男が運転するクルマに同乗。検挙されて取り調べを受けた際、親類の名を騙った疑いがもたれている。昨年9月の改正道交法施行で飲酒運転車への同乗も罪となったが、被告の男は愛知県内での初摘発だった。

10日に行われた判決公判で、名古屋地裁の大村泰平裁判官は「被告は直前まで一緒に酒を飲んでいた知人の男が酒気帯び状態であることを認識しつつ、この男が運転するクルマに同乗した」と指摘した。

裁判官は被告の男がこれまでに道交法違反で数回の摘発を受けたことも重視。「被告には法律や交通ルールを遵守するという意識が欠如しており、サウナに向かうための足がないという動機も身勝手であり、酌量の余地はない」として、被告に対して懲役2年の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱、3列シートの新型SUV『デスティネーター』世界初公開へ
  2. ルノー、新型「大統領専用車」を発表…装甲システム搭載のハイブリッドSUVに
  3. マツダ『CX-5』新型、ライバルはRAV4やエクストレイルか
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. アストンマーティンの新型『ヴァンテージS』がSNSで話題に、「これで攻めたら絶対楽しい」「乗れる男になりたい」など期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
ランキングをもっと見る