飲酒運転車への同乗で懲役2年の実刑判決

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運転者が酒気帯び状態であることを認識しながらクルマに同乗し、検挙時に他人の名を騙って摘発逃れを目論んだとして、道路交通法違反(飲酒運転車同乗)などの罪に問われた44歳の男に対する判決公判が10日、名古屋地裁で開かれた。裁判所は懲役2年の実刑を命じている。

被告の男は今年3月16日、知人の男が酒気帯び状態であることを認識しながら、この男が運転するクルマに同乗。検挙されて取り調べを受けた際、親類の名を騙った疑いがもたれている。昨年9月の改正道交法施行で飲酒運転車への同乗も罪となったが、被告の男は愛知県内での初摘発だった。

10日に行われた判決公判で、名古屋地裁の大村泰平裁判官は「被告は直前まで一緒に酒を飲んでいた知人の男が酒気帯び状態であることを認識しつつ、この男が運転するクルマに同乗した」と指摘した。

裁判官は被告の男がこれまでに道交法違反で数回の摘発を受けたことも重視。「被告には法律や交通ルールを遵守するという意識が欠如しており、サウナに向かうための足がないという動機も身勝手であり、酌量の余地はない」として、被告に対して懲役2年の実刑判決を言い渡している。

《石田真一》

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