【試乗記】トヨタ クラウン…松田秀士

試乗記 国産車
【試乗記】トヨタ クラウン…松田秀士
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ベストパッケージは、3リッターの「ロイヤル」だと感じた。「アスリート」は、かなりサスペンションが締め上げられていて、オヤジが無理して若ぶっているような感じ。ロール初期のまったりとした、いなし感がなく、『クラウン』にふさわしい大人の乗り味に乏しい。

それに比べるとロイヤルは素晴らしい。まず室内にこもるロードノイズが小さい。低速から超高速までロードホールディングも高く、高速コーナーでは適度なロール角を保ちながらもしっかりと路面を掴んでいるので安心感が高い。乗り心地もよく、サスペンションのセットをSPORTにしても過激すぎず、高速道路でも普通にこのモードが使える。

エンジンは、贅沢をいえば3.5リッターが素晴らしいピックアップとパワーを秘めているが、ベストはボアを同一にしてストロークを短くした3リッターがベストマッチだろう。

これらとはまったく異なる設計の2.5リッターエンジンは、1名乗車なら問題ないがフル乗車となると少しトルク不足を感じてしまう。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★★☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★★☆

松田秀士|モータージャーナリスト
GTでフェラーリを駆る現役レーサー。INDY500やルマンなど海外レースにも積極的にチャレンジする。すでに49歳が目前という年齢ながら、まだまだ走る。モータージャーナリスト活動にも積極的。日本カーオブザイヤー選考委員。

《松田秀士》

松田秀士

成仏する直前まで元気でクルマを運転できる自分でいたい。「お浄土までぶっ飛ばせ!」をモットーに、スローエイジングという独自の健康法を実践する。これまでにINDY500に4度出場し、ルマンを含む世界4大24時間レース全てに出場経験を持つ。メカニズムにも強く、レースカーのセットアップや一般車の解析などを得意とする。専門誌等への寄稿文は分かりやすさと臨場感を伝えることを心がけている。

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