ダイムラーのグローバル・ハイブリッド・センターが稼動…ふそう内

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ダイムラーのグローバル・ハイブリッド・センターが稼動…ふそう内
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三菱ふそうトラック・バスは、8月1日にダイムラー・トラック部門のハイブリッド開発拠点として三菱ふそう内に設立した「グローバル・ハイブリッド・センター」(GHC)を公開した。

ダイムラー・トラック部門がGHCを設立したのは、これまでメルセデスベンツ、ダイムラー・トラック・ノースアメリカ(DTNA)、三菱ふそう各社に分散していたハイブリッド開発部門を一か所に集中することで、情報の一元化・共有化を図るとともに、開発効率の向上してトラック部門内の開発業務にシナジー効果を生み出すため。

今回、組織統合により、ダイムラー・トラック部門のハイブリッド技術開発に関する方針、人員、情報はGHCに集約、世界市場を視野に入れた新たな開発体制を整えた。

GHCのトップには三菱ふそうの秋川文雄開発本部統括部長が就任、日米欧で50人の専任エンジニアが配属される。このうち、三菱ふそうは専任エンジニアを倍増して35人体制とする。地域により法規制やニーズが異なることや、従来通り顧客と緊密な関係を維持していくため、三菱ふそう(川崎)に全メンバーを集結せずに、欧米各社にも一部エンジニアを配置する。

ダイムラー社は今後の商用車の開発方針として、クリーンで燃費効率の高いハイブリッドをディーゼルエンジン代替駆動技術の主役に位置付けて開発を強化していく方針を打ち出している。これに沿って設置したGHCは、ハイブリッド開発分野でトラック部門を横断する初の組織となる。

ダイムラー・トラック部門のGHCを三菱ふそう内に設立したのは、三菱ふそうに10年以上のハイブリッド技術開発の歴史があり、大型路線バスや小型トラック『キャンター』のハイブリット車を量産・販売した実績があるなど、先行しているためだ。

《レスポンス編集部》

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