J.D.パワーアジア・パシフィックは、「2008年日本ナビゲーションシステム顧客満足度調査・市販ブランドナビセグメント」の結果を発表した。
2回目となる市販ブランドナビセグメントは、2006年4月から2008年3月の間に市販ブランドナビを購入したナビ利用者を対象に2008年7月にインターネット調査を実施し3477人から回答を得た。
調査対象となったのは13メーカー42モデル。PNDは既存の据え置き型ナビとは区別して別途満足度を算出した。
PNDを除く市販ブランドナビの評価は「メーカーや店舗からのサービスサポート」、「ドライビングサポート」、「カーライフサポート」、「コスト」の4つのファクターについて満足度を調査した。
総合満足度ランキングでは、対象となった12モデル中、パイオニア「カロッツェリア」の『楽ナビ』(HDD)と『サイバーナビ』(HDD)が同率でトップだった。
3位は同じく同率で、パナソニックの『ストラーダ』(HDD)と『ストラーダFクラス』(HDD)、5位がクラリオンの『MAXシリーズ』(HDD)、6位が富士通テン「イクリプス」の『AVNシリーズ』(HDD)だった。
据え置き型の市販ブランドナビとPNDの満足度の比較では、PNDが据え置き型ナビより低かった。据え置き型ナビはドライビングサポート、カーライフサポートで勝っており、PNDはコストの満足度が高い。
調査は、市販ブランドのナビに関する顧客満足度を測定したもの。ルート案内地図としてのナビ機能だけではなく、音楽・映像などのAV機能や通信を利用したサービスに関する評価など、車載情報機器としての市販ブランドのナビについて幅広く測定して評価した。