日産、通期純利益を1600億円に下方修正

自動車 ビジネス 企業動向
日産、通期純利益を1600億円に下方修正
日産、通期純利益を1600億円に下方修正 全 2 枚 拡大写真
日産自動車は31日、2009年3月期の業績予想を下方修正して発表した。営業利益は2800億円少ない2700億円(前期比65.9%減)、純利益は1800億円少ない1600億円(66.8%減)と従来予想からほぼ半減となる。

北米や日本で販売が低迷しており、通期の世界販売計画も390万台から前期並みの377万台に修正した。売上高は従来より7500億円少ない9兆6000億円(11.3%減)の予想となった。

営業利益段階では台数減や車種構成の悪化などで2240億円の減益要因を見込んだ。為替は1ドル=103円、1ユーロ=149円程度を前提とし、減益要因としては340億円と少なめだ。

志賀俊之COOは、「経営環境は極めて厳しいが短期的な課題に迅速に対応し、市場が回復すれば成長軌道に乗せられるよう手を打っていきたい」と語った。中間配当は前年同期の20円から11円に減配。当初予想の年42円配当は難しい情勢となった。

第2四半期までの累積業績は、売上高が前年同期比3.9%減の4兆8693億円、純利益は40.5%減の1263億円だった。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  2. アイシンが明かす、トランスミッションの膨大な経験値とノウハウが電動化を主導する理由
  3. 「めっちゃカッコよくない?」無限仕様の新型『プレリュード』が話題に、SNSではホイールにも「たまらない」の声
  4. メルセデスベンツ、全固体電池搭載『EQS』で1205km無充電走行を達成
  5. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る