【シトロエン C5 試乗】サーキットで新聞が読める…清水和夫

試乗記 国産車
【シトロエン C5 試乗】サーキットで新聞が読める…清水和夫
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シトロエンはちょっとアバンキャルド(都会的)なブランドだ。今回の『C5』はスタイルも精悍だが、走りもずば抜けた快適性を持っている。

その理由はシトロエンのお家芸でもある油圧サスだ。このサスに関してはノーベル賞を与えてあげたい。そのくらい今回のC5のサスは気持ちがよい。乗り心地とダイナミクスが両立していることはいうまでもないが、その味は独特で個性的。メルセデスやアウディやBMW、あるいはレクサスにもない個性を持っている。どんな路面を走っても生き物みたいに振る舞うサスには感動モノだ。

エンジンはV6には6速ATが、4気筒には4速ATが備わるが、パフォーマンスならV6がお勧め。内装はシトロエンの名に恥じず高品質なもの。

あだ名は空飛ぶ絨毯。スピードを高めるほど路面吸い付く感じで、ステアリングを操作すると、ボディはロールもピッチングもなくフラットに動く。サーキットを走っても後席でゆったりと新聞が読めそうだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

清水和夫|モータージャーナリスト
1954年東京生まれ。武蔵工業大学子通信工学科卒。『NAVI』、『エンジン』、『モーターマガジン』、『カートップ』など、自動車専門誌で連載多数。TVでもNHKを中心に活躍している。専門はクルマの運動理論。衝突安全と燃料電池に関しても造詣 が深い。主な著書は『クルマ安全学』、『燃料電池とは何か』など。愛車はポルシェ『カレラ4カブリオレ』とホンダ『NSX』。

《清水和夫》

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