フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、フォルクスワーゲンの4ドア車では最上級モデルとなる『パサートCC』を初めて国内に導入し、11月25日から販売開始する。
パサートCCの「CC」は、「コンフォートクーペ」を表しており、上級セダンのパサートをベースに新たに開発されたフォルクスワーゲン初の4ドア4シータークーペ。
パサートCCは、ボディ設計とあわせてデザインも一新した。緩やかなカーブを描く流麗なルーフラインとサッシュレスドアを縁どるクロームトリムに加え、ボディサイドの中央をダイナミックに貫く「トルネードライン」と呼ばれるキャラクターラインなどで、エレガントでパーソナルなテイストに仕上げた。
VWの最先端技術を数多く採用する。最新の快適装備である電子制御式の可変サスペンション「アダプティブシャシーコントロール(DCC)」は、全車に標準装備する。V6 4MOTIONには、VWとして初導入となる低速追従機能と完全停止までを実現した「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」と、プリクラッシュシステムのフロントモニタリングシステム「フロントアシスト」を標準装備する。
また、モデルラインアップには、経済性や環境対応など、時代の要請にも対応した「パサートCC 2.0TSI」を設定したほか、トップグレードの「パサートCC V6 4MOTION」には、直噴V6エンジンに6速DSGと最新の四輪駆動システムを組み合せるなど、両グレードともに高い基本性能と安全・快適性の充実を図った。
パサートCC 2.0TSIには、低燃費で高性能なエンジンとして人気の高い2.0リットル、200馬力の直噴ターボエンジン「TSI」とティプトロニック付の6速オートマチックトランスミッションとを組み合わせた。
TSIと共通する直噴技術(FSI)を採用した3.6リットルV6 FSIエンジンを搭載するパサートCC V6 4MOTIONは、299馬力の最高出力を、高効率で経済性に優れる新世代トランスミッション6速DSGと第4世代に進化したハルデックスカップリング式の四輪駆動システム「4MOTION」を介して無駄なく路面に伝達する。これにより歴代のVWで「最速」となるダイナミックでパワフルな走りと、低燃費性能を両立したと、している。
価格はパサートCC 2.0TSIが500万円、パサートCC V6 4MOTIONが602万円。