F1撤退の決まったホンダのロス・ブラウン代表がコメントを発表した。
「今回の一件には多くの悲劇がある。われわれスタッフ全員にとって非常に厳しい状況だ。特にクリスマス前だから。これは人的悲劇だね。それだけでなく、この中断がマシンに及ぼす影響もまた悲劇的だ。来年こそ素晴らしいマシンができると信じていたからね」
「2009年の成功を信じていたからこそ、2008年の苦しみに耐えてきたんだ。そう思うと、何の報酬も得られないということは非常に納得できない。われわれの努力を無駄にせず、この窮地を救ってくれる誰かが現れることを願ってやまない」
「マシンはほぼ出来上がっており、来年は非常にコンペティティブになれるという確信があっただけに、このマシンが日の目を見ないことになれば残念で仕方がないよ」とブラウンは語っている。