ホンダとGSユアサは17日、ハイブリッド車用を中心とした高性能リチウムイオン電池の製造・販売、研究開発を行う合弁会社設立を目的とした基本合意を締結したと発表した。その会見の席上、ホンダの福井威夫社長は「今回の案件は1年前から具体的な交渉が始まった」と述べた。
ただ、ホンダとGSユアサとの付き合いは古く、二輪用バッテリーの共同開発をはじめ、最新型アシモのバッテリーもGSユアサから購入している。「リチウムイオン電池に関しても、付き合いは数年前からある」(福井社長)とした。
「たまたまこのタイミングでの発表になったが、今回の大変動がなくても、この時期に発表していたと思う」と話し、金融危機による世界自動車不況やパナソニックによる三洋電機のTOBとの関連性を否定した。