三菱重工、ロックラー社の買収に成功

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三菱重工業は、欧州子会社ミツビシ・キャタピラー・フォークリフト・ヨーロッパ(MCFE)がフィンランドの屋内物流機器メーカーのロックラー社の買収に成功した、と発表した。株式公開買付け(TOB)でMCFEはロックラー社が保有する自己株式を含めロックラー社発行済全株式および議決権の約99.3%を保有することとなった。

三菱重工は今後、物流機器の最大市場である欧州で、提案型物流機器事業の積極展開に向け、製品のフルライン化や現地顧客対応力の強化を進めていく。
 
TOBはロックラー社の全発行済株式426万4788株のうち、ロックラー社およびMCFEなど三菱重工グループがすでに保有している株式を除いた株式、新株予約権を対象に、1株当たり13ユーロの買付価格で12日まで実施した。
 
これに先立ち、三菱重工の米国子会社が保有するロックラー社株は16日にMCFEへの移管を完了し、ロックラー社は三菱重工の連結対象会社となった。
 
新たな株式および新株予約権の取得に要した金額は、約4000万ユーロ(約50億円)。
 
ロックラー社の経営陣および従業員は今後も維持し、三菱重工とMCFEは社外取締役を派遣するほか、経営管理や技術・製造などのポジションに人材を送り、事業の一体運営を加速する。3社で協業推進委員会を組織し、一体化による相乗効果を追求する。

《レスポンス編集部》

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