【ホンダ インサイト 試乗】カシコイクルマ…岩貞るみこ

試乗記 国産車
【ホンダ インサイト 試乗】カシコイクルマ…岩貞るみこ
【ホンダ インサイト 試乗】カシコイクルマ…岩貞るみこ 全 5 枚 拡大写真

初代インサイトは、当時世界最高の燃費を出すだけの、技術者自己満足の塊ヨロシクの2人乗り。だから今回登場した新型インサイトは、リアシート狭いけれど、そりゃ、ドジな私は毎回乗り込むときにアタマをぶつけるけれど、上出来な5人乗りだと思うわけです。

なにより5ナンバーサイズがえらい。どんどん横幅が広がるいまの流れは、側面衝突のためと言うけれど、それって結局、アメリカで売りたいからのおデブ使用。日本人ユーザー、なめるんじゃないわよって気分です。だからインサイトは○。

アクセル踏むとモーターがすっと寄り添うようにパワーを補う感じはとても自然で乗りやすい。そしてアクセルを踏んだとき、燃費が悪い踏み方だとスピードメータの周囲の色が変わって教えてくれるコーチング機能が面白い。せっかく燃費のいいクルマでも、めちゃくちゃな使い方をしていちゃ、それは宝の持ち腐れ。

いいものを上手に。これ、環境の基本。インサイトってそれをしっかり教えてくれるカシコイクルマだと思います。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/エッセイスト
女性誌や一般誌を中心に活動。イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に精力的に取材中するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。JAF理事。チャイルドシート指導員。国土交通省安全基準検討会検討員他、委員を兼任。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

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