【ボルボ S40 2.0e パワーシフト 試乗】俄然、魅力が…金子浩久

試乗記 国産車
【ボルボ S40 2.0e パワーシフト 試乗】俄然、魅力が…金子浩久
【ボルボ S40 2.0e パワーシフト 試乗】俄然、魅力が…金子浩久 全 3 枚 拡大写真

ボルボ『S40』、『V50』、『C30』の三兄弟に重要な変更が加えられた。可変吸気システムを備えた新しい2.0リットル4気筒エンジンとボルボ初のデュアルクラッチ6速ATが組み合わされたからだ。

新エンジンはカタログデータで燃費が22%向上し、馬力も5馬力アップ。コストの嵩むはずのデュアルクラッチATは最初に『V70』や『S80』に搭載されるものとばかり予想していたから、驚かされた。

他社のデュアルクラッチATとは、セッティングがひと味異なっていて、穏やかな変速ぶりだ。あまり頻繁に変速しない。エンジンも、特別にスポーティというわけではないから、これはこれで十分。ショックが皆無で、シフトレバーを使えば、素早く変速する。そのリズムがS40にピッタリで、いかにもボルボらしく好ましい。

289万円という価格も、お買得だと思う。日本で使うには大きくなり過ぎたV70シリーズの代わりに、S40、V50、C30の3台は、俄然、魅力を増してきた。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★★

金子浩久|モータリングライター
1961年東京生まれ。著書に、『10年10万キロストーリー』、『セナと日本人』、『地球自動車旅行』、『ニッポン・ミニ・ストーリー』、『レクサスのジレンマ』、『力説自動車』(共著)などがある。

《金子浩久》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 父親への贈り物に“16万針の刺繍”で飾ったロールスロイスを…世界に一台の『ファントム・ダンテル』公開
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. スバル唯一の海外工場、米SIAが生産600万台達成…今秋生産終了の『レガシィ』ラインオフ
  5. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る