北陸新幹線整備工事、JFEのつばさ杭を採用

自動車 ビジネス 企業動向
北陸新幹線整備工事、JFEのつばさ杭を採用
北陸新幹線整備工事、JFEのつばさ杭を採用 全 2 枚 拡大写真

JFEスチールは、先端翼付き回転貫入鋼管杭「つばさ杭」で、新しい先端翼形状を有するつばさ杭(開端タイプ)を開発。北陸新幹線整備工事の富山水橋下砂子坂の高架橋に初採用された。

【画像全2枚】

つばさ杭は、2枚の半円形鋼板を用いたシンプルな先端翼を特徴とした回転杭で、施工時に低騒音・低振動、無排土、セメントミルクを使用せず地下水汚染の心配がない環境に優しい工法。先端翼により大きな支持力と引き抜き抵抗力が得られることや、施工時に回転トルクや貫入量を確認しながら支持層へ確実な打ち止め管理ができることなどが特長で、1999年に開発以来、これまでに約400件の工事に採用されている。

今回新たに開発したタイプでは、先端翼中央に開口部を設けるとともに平板翼の交差位置を端部にすることで硬質地盤への貫入性を改善、特に杭径が1000mmを超える大径杭での適用性の大幅な向上を図った。つばさ杭を鉄道構造物基礎へ適用するため、鉄道総合技術研究所でつばさ杭の支持力特性の評価を受けた。これにより、鉄道基準に基づいたつばさ杭の設計が可能となり、今回の北陸新幹線工事で採用された。

同社は今後もつばさ杭の持つ特長を活かして、環境にやさしい杭工法の普及を目指すとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. MTのみの潔さに「ほぼ最高では?」 フィアット『500ハイブリッド』発表に国内でも注目集まる
  2. 最新機種の“魅力”を解剖! カロッツェリアの「モニターレス機」なら、スマホを便利に使い倒せる![メインユニット最前線]
  3. 加藤製作所、新世代ラフテレーンクレーン「SL-250RV」発売…油圧伸縮起伏ジブ採用
  4. 【プジョー 208 新型試乗】新ハイブリッド搭載で、俊敏なハンドリングがより際立つ…島崎七生人
  5. 「日本バイクオブザイヤー2025」大賞はヤマハ『XSR125』、人気投票で決定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る