【ボルボ V50 2.0e パワーシフト 試乗】反復横飛びさせたい…岩貞るみこ

試乗記 国産車
【ボルボ V50 2.0e パワーシフト 試乗】反復横飛びさせたい…岩貞るみこ
【ボルボ V50 2.0e パワーシフト 試乗】反復横飛びさせたい…岩貞るみこ 全 4 枚 拡大写真

『V50』は、かつておじさんグルマであった。ボルボのなかではコンパクトなサイズで、ターゲットは反射神経と感度がいいミドルエイジであるはずなのに、乗ってみるともっさりでがっかり。しかしながら今回、導入された2.0eのパワーシフトは、いきなりしゃきっとしたクルマへの大変身である。

理由は間違いなくパワーシフト。シフトチェンジすると瞬時に反応してくれる。なんだかサスペンションまで別物にグレードアップし、ボディ剛性まで上がったようなレスポンスのよさ。これで反復横飛びをさせたら、さぞかし楽しかろうと想像してしまう。

エンジンは2リットルへと小さくなっているが、トルクがあるのと、やはりパワーシフトがアクセルの踏み込み具合に応じて一番いいギアをすぐに選択してくれるため、むしろ排気量は大きくなったかのような気分だ。

これでお値段は、清水の舞台から飛び降りた300万円を切る設定。VW『ゴルフ・ヴァリアント』の強力なライバル出現といえる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/エッセイスト
女性誌や一般誌を中心に活動。イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に精力的に取材中するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。JAF理事。チャイルドシート指導員。国土交通省安全基準検討会検討員他、委員を兼任。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 新型ダイハツ『ムーヴ』用エントリー車高調が早くも登場! タナベ「サステックプロCR」
  5. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る