三菱自動車工業は2日、軽自動車『eKスポーツ』『eKアクティブ』および日産『オッティ』のターボチャージャ付車の原動機に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2002年8月26日-2008年4月18日に製作された計7万6681台。
不具合は2か所で、(1)ターボチャージャへオイルを供給するオイルフィードパイプの配管位置と防錆処置が不適切なため、融雪剤散布地域ではパイプが腐食して穴が開き、漏れたオイルが排気管に付着して発火し、火災に至るおそれがある、(2)ターボチャージャに冷却水を供給する冷却水フィードパイプの配管位置と防錆処置が不適切なため、融雪剤散布地域ではパイプが腐食して穴が開き、冷却水が漏れるおそれがある。
それぞれ、オイルフィードパイプ、冷却水フィードパイプを対策品と交換する。
不具合発生件数は(1)が6件、(2)が3件。いずれも市場からの情報で発見した。いずれも事故は起きていない。