リコール勧告従わず…キャンピングカーのグローバル、経営悪化で対応不能か

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リコール勧告従わず…キャンピングカーのグローバル、経営悪化で対応不能か
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国土交通省は14日、キャンピングカー改造事業者であるグローバル(本社=愛知県豊橋市、資本金=1000万円、柴田博社長)がリコール勧告に従わなかったことを公表した。リコール勧告は1999年以来2回目だが、勧告に従わなかったとして公表するのは始めて。

同社はトヨタ『ハイラックス』をキャンピングカーに改造した際、後輪をダブルタイヤに改造したが、車軸の強度が不足しているため、車軸内のアクスルシャフトが折れ、車輪が脱落するおそれがある。

1995年に1件、2007年5月に2件、シャフトが折損して車輪が脱落する事故が起きており、同省が事故原因を調査したところ、シャフトの強度が自動車技術会で定めた基準を下回っていることが判明。グローバルに対してリコールを行うよう指導していたが、従わないため、3月27日にリコールを勧告していた。
 
同社は、急速な経営の悪化によりすでに破産手続きに入っているとされ、同省に対してもリコールの実施は不可能と報告。このため同省は、現在登録されている82台のユーザーに直接文書を発送し、必要な改修を行うまで車両を使用しないよう求めるとともに、トヨタ自動車が補修部品として販売しているシャフトに交換(有償=6万 - 10万円)するよう促した。
 
また、今年2009年6月1日以降、シャフトを交換していない車両は車検で不合格とする。

《レスポンス編集部》

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