豊田通商、トヨタ生産システムを伝道するトピックスを買収

自動車 ビジネス 企業動向

豊田通商は、トヨタ生産方式に基づく生産物流システムの開発・販売・保守会社であるトピックスを買収したと発表した。

トピックスは、トヨタグループ関連会社の「かんばんシステム」の企画・開発・販売を行う生産物流システム会社で、生産部品の調達・受入、生産、受注・出荷に関するソフトウエア、その機器の安定的な保守サポートに強みを持っている。

豊田通商はこれまで自動車分野の顧客に対して、トヨタ生産方式に基づく部品の輸出入オペレーションなどの物流事業を行なってきた。さらに、その事業領域は自動車だけでなく非自動車の分野に拡がっている。

今回、豊田通商はトピックスに資本参加することで、豊田通商がこれまで独自で培ってきた物流システムに、トピックスの「かんばんシステム」など生産物流のノウハウを取り込むことができ、自動車分野の顧客に対して、より一層の機能の拡充が可能になるとしている。

さらに、二輪、航空機や電機メーカーなど非自動車分野の顧客に対しても、トヨタ生産システムに基づく物流システムを切り口に、より強固なバリューチェーンを提案・構築して新規顧客を攻略するシナジー効果が期待されるとしている。

豊田通商はトピックスの個人株主から株式を取得、95%出資する。残りの5%はトヨタ自動車。また、代表取締役も派遣する。

今後、豊田通商は生産物流分野で、トピックスの物流システムを駆使し、付加価値を追求・提供して新たな事業領域の開拓を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る